面接のマナーは、就職活動・転職活動の結果に大きく影響を与えます。
それなのに、マナーが悪いとは誰も教えてくれません。
自分で気づくまで同じ失敗を繰り返す人がとても多いです。

がんばっているのに、どうしても採用されないとしたら、もしかしたら、面接のマナーが悪くて評価を減点されているのかもしれません。

なぜマナーが大切なのか

面接のマナーが大切な理由は、会社の仕事は組織で行うものだからです。
最低限のマナーがないと組織の一員になれません。面接官はマナーの良し悪しから、組織の一員としてふさわしいかどうかを確認しているのです。

  • 若いから多少トンガッていてもいい
  • 未経験でもやる気があればカバーできる

こんなプラス評価は、最低限のマナーがで来ている上でのことなのです。
転職で職務経歴が申し分なくても、面接のマナーが悪いと落ちることは普通にあります。

面接で落ちた人の実際にあった話

私は過去に人事部で面接官をやってましたが、履歴書の写真が「写メの切り抜き」だったので採用を見送った人がいます。職務経歴は申し分なくて面接の受け答えもとてもすばらしかったです。でも、残念ながら不採用という結果を出しました。

履歴書の写真が「写メの切り抜き」

ご本人は無意識で悪気はないのかもしれませんし、時間がないなどの理由もあったのかもしれません。でも、これは、当社の採用基準としてはマナー違反だったのです。「この感覚で仕事をされたら困るよね」とういうのが面接に同席していたメンバーの共通の意見でした。

実際、履歴書の写真で不採用になったわけですが、もちろん、本人にはそんなことは話しません。
「熟考を重ねましたが残念ながら今回は・・・」とお知らせします。本人は、自分の失敗に気が付かないのです。また同じことを繰り返すでしょう。
非常にもったいないことですよね。

この話は一例ですが、面接のマナー違反で【社員にふさわしくない】という判断をされたのがお分かりいただけたでしょうか?
組織の仕事はチームプレーですから、和を乱すと判断されたら、どんなに職務経歴がすばらしくても採用はされません。それでは、ここから先は、ここだけは押さえておくといい面接のマナーを具体的に紹介していきたいと思います。

履歴書の書き方(写真を含む)

履歴書の文字はうまいほうがいいですが、下手でも一生懸命書いていれば問題ありません。細かいことですが修正ペンを使うのは印象が良くなかったです。

応募動機のところは当社のために書いているかを見てました。
定形文にしている人、バレてますよ!応募先がどんな人を求めているか考えてオリジナルで作成しましょう。

あいさつ

当たり前のような「あいさつ」ですが、意外とできてない人が多いです。
面接官のいる部屋に通される形でスタートする面接なら、ノックをしてから「失礼します」「◯◯と申します。よろしくお願いします」と部屋に入ります。

自分が先に部屋に通されている状況からスタートする面接なら、面接官が入って来たらいったん立ち上がってから「◯◯と申します。よろしくお願いします」とあいさつしましょう。(ただし、集団面接のときはまわりの状況にあわせます)
立ち上がってあいさつした後は、面接官が「どうぞ、お座り下さい」と声をかけてくれるのを待って「失礼します」と着席します。
(面接官が声をかけてくれない場合は面接官が着席した後に着席します)

あいさつは、面接官に届く声ではっきりと明るい声で。この時に口角があがる笑顔を作るように意識しましょう。
座ったままペコっと会釈だけする人がいますが、ふてくされているように見えてしまって非常に印象が良くないです。きちんと明るく声を出しましょう。

身だしなみ

身だしなみの基本は清潔感がある服装です。男女ともにスーツが無難ですが、業界のTPOや自分が応募する職種に合わせることも大切です。
アルバイトの面接と正社員では当然服装のTPOも変わりますよね?

女性のメイクや髪型も清潔感を感じられるかがポイントです。メイクは濃すぎず、顔色がよく見えるのがベスト。髪が長い人はひとつにまとめるか顔にかからないように耳にかけたり、ハーフアップがおすすめです。

当たり前のことですがシャツにはアイロン。靴はキレイに磨きましょう。女性でアクセサリーを付ける場合は、業界や職種によりますが、事務職ならこぶりで主張しすぎないものが無難です。

仕草や態度

緊張して目線が定まらなくなる人がいますが、面接官のネクタイのあたりに持っていくと落ち着いて話しやすくなりますよ。

よく緊張して面接がうまくいかないという人がいますが、緊張して声が震えてしまったり頭が真っ白になってしまったら「とても緊張してしまって、申し訳ありません」と素直に伝えると、不思議と落ち着くものですよ。面接官は面接慣れしてますから、緊張した人への対処法も心得ています。

これは自分の経験から言えるアドバイスなのですが、緊張してしまう自分を一度しっかり認識して面接を乗り越えると、次の面接は意外とうまくいくようになったりします。
「場数」という言葉がありますが、数を重ねることで身につく面接のマナーもありますから、「緊張しい」の方も大丈夫です。ひとつひとつの面接を大事に積み重ねていきましょう。髪が長い女性に多いですが、無意識に髪を触る人がいますがあまり印象が良くないです。注意しましょう。

男性に多いですが、緊張すると貧乏ゆすりをして落ち着かなくなる方がいます。普段クセがある人は少し意識して気をつけましょう。

話し方

聞こえる声で、聞き取りやすく話すのを意識しましょう。当たり前ですが、話し方は「です」「ます」調の丁寧語です。緊張すると早口なる方が多いです。
早口になってるな・・・と思ったら、一呼吸おきましょう。
面接は事故PRの場ではありますが、コミュニケーションがとれるかも見ています。ですから、一方的な弾丸トークは必ずしも加点評価にならないこともあります。

「面接官の話を聞いて答える」というのが大事です。軽くうなづきながら聞くと印象がいいです。基本的には面接官の質問に答える流れで進めていき、自己PRの場になったら思う存分にアピールするのがベストです。